3 MINUTES STORY
進行する病気の娘に気付かされ、自分の人生を生きていこうと決めた。
加藤家はお金ない、障害児いる、ローンがある、それでもおかげさまで夫と私は、自分の幸せの基準とか何が大切なのか気づけたので、何を言われようが、すごい幸せだねって子供たちの寝顔を見て言い合ってるんです。
〝えがお〟に気付かされ〝えがお〟で救われた。
この子の病気は筋ジストロフィーといって、8歳を過ぎた後から筋肉が衰えていってしまう病気なので、今は5歳なんですけどまだ成長段階にいます。
私と夫が後ろ向きだったり、すごく落ち込んでる所から這い上がれたのは、娘の笑顔に気づけたからなんです。
この子の顔を見たときに、私は相当不幸な中にいると思っていたんですけど、あれ?この子なんか幸せそうって気づいたんです。
目を見て話す大切さを教えられた。
生きてるけども、えがおが作れなくなるっていう病気に出会ったときに、笑顔ってなんだろう?ってすごく考えたんですよね。
だけど、えがおができなくなったらこの子たちはかわいそうなのかなと思ったら違うんです。
えがおの後には瞳が残っているんです。
表情筋が動かなくても、ちゃんと瞳でお話ができる。
表情筋だけじゃなくて、瞳とかいろんなもので人間は相手の心を掴めるんだなと思ったのが、筋ジストロフィーの子たちに出会って気づいたことです。
同じ悩みを持った人たちに伝えたい想い。
笑えない時は笑えないでいいと思うんです。
でも笑ってるときって家の中で起きる雰囲気が全然違うじゃないですか。
子供達の安全で安心な基地であるために、親である私と夫はもっともっと、笑うタイミングを増やしていきたいです。
私は病気を悪だと思っていたら、こんなに明るくはできてないです。
ずっと病気を憎しんで、治すことだけを考えて必死になってたら、こういった素敵な出会いもなかっただろうし、本にしませんか?とか映画にしませんか?という発信する機会も与えて頂けなかったと思うんです。
こんな風に何があっても幸せに生きられるんだよって伝えたい。
私と同じような病気を宣告受けた子供がいて、落ち込んでいる人がいたら、その人のタイミングで手にとって頂いて何かのヒントになればいいなという気持ちで本を書きました。
【想いを伝える動画制作】
私たちが映像制作において大切にしていることは、視聴者の心に響かせることです。
どんな想いで働き、どんな想いで活動しているのか。
心に響く映像を届けることが3分物語のコンセプトです。
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