
私、音楽家はみんな障害のある子達と音楽をするということを経験してもらいたいと思ってるんですよ。
この子達を動かすことができたら本物だと思っています。
だってこの子達は〝ウソ〟がないから。
小学校高学年で、今思えばうつ病だったと思います。
ピアノが好きなはずなのに、怒られてばっかりなんですよ。
先生の所に行って怒られて怒られてダメだダメだって言われて、中学生になって自殺をしようとしたんです。
その頃は本当にどうにもならない自分がいたんです。
たまたま同じクラスの人がボランティアをしていて誘われたんですね。
病室にピアノがあって、みんなから弾いてよって言われて弾いてみたら、すごい褒められて本当に嬉しかったんです。
音楽を辞めたくても辞められない人生で、すごく悲しかったんだと思います。
どうしようもないってところで、私は救ってもらったと思ってます。
このことがきっかけで福祉の世界に興味を持ち始めました。
国籍、障害の有無を問わず音楽でつながるイベント、MOYOフェスを主催しているんですけど、2015年で5回目になります。
音楽療法を超えてるかもしれないんですけど、全ての人に音楽の凄さや、音楽でコミュニケーションをとって音楽で表現すること、音楽が持つ力を受けられるような環境を作っていきたいと思っています。
最高の幸せは音楽でつながったときですね。
障害を持っている方で、見た感じ動けない人でも呼吸が変わってきたりとか、目が少し動いたりとか、そういうことをきっかけに音楽でやり取りをして行くんですけど、その人に伝わって相手も一生懸命返してきてくれる瞬間は、何にも変えがたく嬉しいんです。
音楽療法は誰でもができるわけじゃないんです。
私は自分のことを音楽を使う職人だと思っています。
その職人技を伝えていきたいと思ってます。
そしてその人達が私と同じように拠点を作って、どんどん広げていけば、たくさんの人達が音楽療法を受けられるわけですよね?そういうふうになってほしいなって思って活動しています。
私たちが映像制作において大切にしていることは、視聴者の心に響かせることです。
どんな想いで働き、どんな想いで活動しているのか。
心に響く映像を届けることが3分物語のコンセプトです。
What’s “3 minutes story”
あなたの”想い”を、3分間の映像で
最大限に紡ぎだします。
たった一つの“想い”を、見る人の心に届けます。
あなたの“想い”をお聞かせください。
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